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無意識過剰 第7話

何が流石なのかよく分からないが、おそらくあの安全ピン的somethingを消したことなのだろう。あの毛玉や安全ピンが翡翠さんの言う奴らなのだろうか? 今のところ、自分に実害がおよんでないのでひとまずここは深くは考えない事にしようと決めた。

あまり関係はないが、龍さんの料理はとにかく素晴らしいと分かった。もう毎食これでも良いと思えるおいしさだが口に出すとこの家の人は本当に実行しそうなので言わないことにする。


「それでは皆さん、そろそろ仕事を始めてください。」

翡翠さんが優雅にそう告げ、朝食は終わりとなった。

「じゃあな空井くん、また昼食のときに!」

そう言って龍さんは厨房へと消えた。

「とっとと掃除を始めな」

ぶっきらぼうにメイド長が言う。姉御肌なのか、単に言葉遣いが荒いだけなのかいまいち判断に困る。が、掃除をしないことには何も始まらないので、ひとまず割り振られた場所を掃除していく。担当場所が、メイド長……僕が入ってはいけない部屋 僕……それ以外 なのはどうも腑に落ちない。

そんな事を考えつつ、それぞれの部屋で掃除機がけ、ぞうきん拭き、鏡磨きなどをこなしていく。今まで、メイド長は1人でこれらの掃除をこなしていたのかと思うと頭が下がる。
かなりの数の部屋がこの屋敷にはあるが、用途がわからない部屋も多い。応接室やダンスルームなどは一般家庭にはないとは思うが用途は分かる。大量のネコのビデオやDVD、雑誌や新聞のペット自慢コーナースクラップ帳(Vol.11)が置いてある部屋もネコ欲を考えれば当然だ。ハダカデバネズミ派の僕にはよく分からないが。ただ、『暇なとき椅子でクルクルする部屋』や『スイカの種飛ばし専用廊下』などといったものは全く理解不能だ。


ハダカデバネズミ:Wikipedia
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白石アオイ

Author:白石アオイ

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